著者プロフィール

Lavela candle

贈る人も贈られる人もHAPPYに

想いを込めて手作りしたキャンドルは、心揺れる灯りを届けます。 そして、気持ちを込めて自分の手で作ることは、素敵な物語となります。時には自分のために。
時には大切な方のために。

その素敵な想いをキャンドルで形にしていただきたいです。 キャンドルのすぐそばに、素敵な人生のストーリーが生まれますように...

https://koseligjapan.com/ https://www.instagram.com/sumire_candle/

私には1歳8ヶ月の娘がいます。
今回のコラムでは、私が実践してきた子育てとキャンドルのお仕事の両立について、実体験をご紹介しながらお伝えできたらと思います。

もし同じ立場の方がいらっしゃれば、少しでも共感し合えて、背中を押し合えたら嬉しいです。

ここからは、産後の1年を簡単に振り返りたいと思います。


産後1ヶ月:自宅に篭り初めての子育てを楽しんでいました。

産後2ヶ月:ありがたいことにお客様から「次のレッスンはいつできますか?」などのご連絡をいただき、体力の回復とともにキャンドル活動を再開したい気持ちが生まれてきました。とはいえまだ余裕もなかったので、自宅にいてもできるオンラインレッスン用の動画撮影から始めました。

産後3ヶ月:この頃からオーダーキャンドルの受付を開始。キャンドルの制作は、娘がぐっすり寝てくれている朝方と、お昼寝の時間帯がメインでした。この頃はキャンドルを作る時間が息抜きにもなっていて、新鮮な気持ちで制作に励んでいました!(赤ちゃんの様子を遠隔で観察できるモニターが欠かすことはできません。笑)

産後4ヶ月:自身が経営する「KOSelig JAPAN(コーシェリジャパン)」というサスティナブルキャンドルブランドでインスタライブを開始しました。お家にいながらでもお客様と交流したいという思いで始めましたが、今振り返ると、娘が途中で起きてしまうこともあって、私の家庭感が伝わりすぎてしまう企画だったかもしれません。笑 でも何かできないかな?と常に考えていたことを覚えています。

産後5ヶ月:委託販売してくださる店舗さまにキャンドルを納品するための準備。制作から梱包まで大変でしたが、同じ子育てママがサポートをしてくれてなんとか納品完了しました。

産後6ヶ月:体験レッスンを開始しました。生徒様には、主人が隣の部屋で娘をみていること、泣き声が聞こえてくるかもしれないことをお伝えして、それでも来ていただける方にお越しいただきました。とにかくレッスンが楽しくて、生徒様との時間が幸せな時間でした。

産後7ヶ月:テレビ収録。娘を母に預けて、テレビ局へ。それまで娘と長時間離れたことがなかったので、娘は大丈夫かな?と少し心配しながらテレビ収録に臨んでいました。終えて家に帰ると笑顔で出迎えてくれ、おばあちゃんとの時間がとっても楽しかった様子でした。また一つ娘の成長を感じた出来事でした。

産後8ヶ月:博多阪急百貨店のポップアップに参加。この時期から制作数も増え、娘の面倒を見ながら制作に取り組むことにも徐々に慣れてきました。

産後9ヶ月:自身が実行委員となって毎年開催しているNiGHT UPというキャンドルイベントの準備が始まりました。時には信頼できる友人にベビーシッターをお願いして、MTGやイベント前のワークショップなど、限られた時間のなかで自分にやれることは全力で取り組みました。

産後10ヶ月:準備を進めてきたNiGHT UPイベントは来場者数が3000人を超え、多くの方に温かくて嬉しいお言葉をいただきました。国光産業さんのご支援を受けながら、キャンドルアーティストの仲間であるTKキャンドルさん、Atelier KANAさん、Komorebi Candleさんと一緒に走り抜けました。

イベント当日は、主人のお母さんに娘を1日見てもらいました。この日だけは特別に、1日のうちのかなり長い時間を娘と離れて過ごしていました。私がいなくても楽しく過ごしてくれた娘と家族に感謝しつつ、改めて育児とお仕事の「両立」を考えるきっかけとなりました。

産後11ヶ月〜12ヶ月:娘を保育園に預け始めました。福岡クリスマスマーケットにて2拠点での出店が始まり、制作が忙しかった時期です。
保育園に預けている時間のなかで制作できる分をひたすら作り続けました。多いときは1日に150個以上にものぼりました。一緒に制作してくださったTKキャンドルさん、保育園の先生方、家族、多くの方々のサポートがあって乗り越えることができました。


今振り返っても怒涛のような1年を娘とキャンドルと一緒に過ごしていました。笑

この1年は、自分の時間の使い方を見直したり、主人や家族とも連携しながら、私なりの「子育てとお仕事の両立の形」を見つけていこうと試行錯誤した日々だったように感じます。

娘と一緒にいれる時間はとことん大切に、たくさんありがとうを伝えました。そして、サポートしてくれる家族にもたくさんのありがとうを伝え続けていました。
娘との時間が一番大切ですが、それと同時にキャンドルのお仕事も私にとっては大切で、そんな2つの大切な時間があったからこそ前向きに充実した日々を過ごしてこれたのだと思います。

子育て2年目は、お店を2店舗オープンし、1年目とはまた違った形でバタバタした生活を送っています。信頼できるキャンドル制作スタッフが4名に増え、みなさんにサポートしていただきながら毎日生活しております。

今年からさらなる「両立の形」を模索して、新たな取り組みをはじめました。
それは、「場所と時間を分けて、メリハリをつけること」です。
今はキャンドルの制作は店舗でのみ、そして制作も曜日を決めて取り組んでいます。よく仕事は家に持ち帰らないように、という言葉も耳にしますが、私も意識的に区切ることで、家庭と仕事のバランスをうまく取れるようになってきたことを感じています。心にも余裕が生まれ、それがまた子育てとお仕事どちらにもいい影響をもたらしています。
また、細かなところでは、キャンドルオーダーの納期を長めにとったり、レッスンの予約受付時には、家族にも娘を見てもらえるような体制作りをしたりしています。

子育てをしながら、お仕事をするのは大変ですが、自分なりの心地の良いリズムを作れるように努力している日々です。

なにが正解かは分かりませんが、日々娘とキャンドルのことを考えながら生きています。
10月には第二子を出産予定です。また、家族やスタッフのみなさんにサポートしていただきながら、怒涛の毎日を”楽しみながら”送る予定です!!

是非、子育てをしながらキャンドル作りをされているキャンドル作家さんいらっしゃいまいましたら、一緒に背中を押し合い、支え合えたら嬉しいです。そして、先輩ママさんご指導のほどよろしくお願いいたします。